今回は腰を強打などして痛めてしまった場合の対処法を紹介していきます。
腰は身体の要と書くくらい重要な部分です。その為、正しい処置やしっかり治療をして治しておかないと後々身体の色々なところに不調をきたす原因になりかねません。ですのでしっかり治すことが大事です。
一言に腰と言っても人のよって認識が違うと思います。
ですのでまず腰の構造について軽く説明していきます。
上の画像のように腰とは腰椎と呼ばれる背中の骨とそれを支える周りのたくさんの筋肉から構成されていて体幹の屈曲
伸展、回線等に非常に重要な役割を持ちます。
背中の骨の部分を痛めたのか周りの筋肉を痛めたのか、それによってまた処置や治療の方法が変わっていきます。
腰を強打、痛めてしまった時の対処法
基本的に打ってしまったり、痛めてしまった場合アイシングが大事になってきます。
炎症がでている部位にアイシングを行うことはとても重要です。
では正しいアイシングとはどういったものなのでしょうか。
よく勘違いしてしまいがちなのが
湿布=アイシングと捉えてしまっていることです。
湿布には大きく2種類あり 冷感シップ 温感シップ があります。
あくまで 感 という文字が入っていてわかる通り冷たく 又は温かく は感じますが、実際には冷やされているわけではないのです。
冷シップにはメントールなどの成分も配合されているので冷たく感じます。
正しいアイシング方法
アイシングには 氷やコールドパック(保冷剤)などを使って患部の冷却を行います。
一時的なものではコールドスプレー 湿布などは用いられますがより深部まで冷却をする目的の場合は適していません。
それではどれくらいの時間冷却を行うことが適正なのでしょうか?
基本的にアイシングをする時間は15分~20分を推奨します。
その後約40分 間隔をあけてアイシングという流れです。
この流れを何回か行うことにより
神経の興奮を抑制
浮腫の防止
痛みの緩和
が期待できます。
但し、アイシングにおいて気を付けなければいけない点は凍傷の予防です。
アイシング中の患部の状態
患部に直接アイスパックではなく薄めのタオル等を当てる
など工夫して行うと凍傷の予防になります。
症状別の対処法
〇 腰自体をどこかにぶつけてしまった場合
水色の部分をぶつけてしまった場合。腰の骨(腰椎)が出っぱっているので骨自体を打ち付けてしまう事があります。基本的に丈夫な骨ですが出っ張っている所があるのでそこでの骨折の可能性などはあります。
黄色の部分を打ってしまった場合。黄色の部分でも上部の方を打ってしまった場合要注意です。腰でもありますが、11、12肋骨がある為です。11、12肋骨は浮肋と言われ構造上折れやすい骨となっています。呼吸をするだけで痛みが出たりする場合要注意です。
身体を捻ったり、前後に倒したりもできないほどの痛みがある場合骨折や不全骨折(ヒビ)の可能性が疑われます。
その場合は近くのレントゲンが取れる医療機関(整形外科等)を一度受診しましょう。
他の骨などと違いしっかり固定することができないのでまずは安静にすることが大切です。
〇尻もちをつくような形で転んでしまった場合
このような場合疑われる症状は、直接打ったお尻の骨を痛めてしまう場合と衝撃が上に伝わり腰椎(腰の骨)を痛めてしまう場合が考えられます。
お尻の穴に近い方を打ってしっまた場合折れやすい場所であるのでこちらも痛みが強い場合レントゲンのある医療機関を一度受診しましょう。
痛みが腰の方へ出る場合
重症な場合、腰椎の圧迫骨折やヘルニアなどが考えられます。
軽度な場合、その周辺の筋肉を傷めた可能性や、骨折までいかないが炎症を起こしてしまっている場合があります。
このような場合近くの接骨院等を受診することをオススメします。
圧迫骨折やヘルニアなどその部分自体の治療は出来なくても
そこを支えてる周りの筋肉の状態を良くしてあげることで
痛みの改善や治癒の促進などの効果が大きく望めるからです。
整形外科等ではレントゲンを撮ったり出来ますが筋肉の治療をするところは少ないです。
それに比べ接骨院では筋肉の治療をメインに行っているところが多数を占めます。
また炎症を抑えたり治癒の促進を働き掛けることができる超音波の機械など置いてある
院も多くその点でも接骨院をおススメします。
一概にここに記載してることに当てはまらないケースも多々あります。痛めたらまずはアイシングをしてください。その上で患部を安静にし整形外科や接骨院等の近くの医療機関を受診しましょう。
ウィルグループでも外傷の治療から普段の腰の痛みなど様々なケースに対応しています。
身体に関することでお困りのことがありましたら近くのウィルグループの接骨院へお越しください。